俺の一番古い記憶。

初めて理解したものは、親のため息だった。



















地獄門は、地獄と人間界をつなぐ扉。

それを守るのは、俺等一家の役目だった。



だが、その門は男しか継げない。

俺は女という厄介な身体のために、門番にすることを許されなかった。



俺の身体には、悪魔の血が色濃く残っている。

薄れていくはずの血がいきなり濃くなってしまったのだ。

そのため家族に命を狙われた。



掟で、子供は一人しか育ててはいけないこと。

男しか、門は継げないこと。

どちらも守るためにと、殺されかけてたんだ・・・・・・。





























10
歳の誕生日、今の俺の土台となったのはこの日だ。













朝、いつものように母さんが起こしにきた。

唯、どこか目が違った。



、おはよう。もう食事の時間よ。」



「おはよう。今行くよ。」



着替えを済ませたら、ダイニングへ行った。



途中で、殺気に気づき身を翻してよけた。

今まで自分が居たところに、弾丸の後が見えた。





「!!?」



「チッ!」



舌打ちが聞こえ、そこを見たら父さんがライフルでこっちを狙っていた。

何か言葉を掛ける前に、何発も打ち込んできた。





訳も分からず、唯ひたすら走った。

何をしていいかも分からず、母さんに助けを求めて

キッチンへ行った。





「母さん!!父さんが、父さんが、銃で俺のことを!!」



俺が必死で訴えているのに、母さんは振り向いてさえくれなかった。



「母さん!!」





アノヒトハハズシタノネ





「え?」



ぞわりと毛が逆立つ感覚に襲われた。

急に、そこの温度が下がった。





「何で、女の子だったんだろうね。何でお前は出来損ないなんだ!!!!!」



鋭く光った先に見えたのは、本物のナイフだった。

確実に殺すためか、急所ばかりを狙って襲い掛かってくる。



俺は何もすることができなかった。

怯えて、走り去ることしかできなかった。





親達は狂ってしまったんだと自分に言い聞かせて、祖父母の部屋へ逃げ込んだ。





「じい様!ばあ様!父さんと母さんがおかしくなっちゃった!!」





「何じゃと?」

「ゆっくりで良いから、話して御覧なさい。」



祖父母は何時もと変わらずに、優しかった。



安心して、起きたときからのことを話した。





話し終わったころ、ばあ様が紅茶を一杯入れてくれた。

あったまるから落ち着くと・・・・。







だが、俺にはわかってしまった。

紅茶から、ほんの微量だが薬のにおいがした。

それも、この家に伝わる毒薬だ。

飲めば俺だってひとたまりもない。





「ばあ様、これ・・・・。」





「ん?どうしたの?飲みなさい、さあ!飲むのだ!!」



急変したばあ様の隣では、じい様が術を発動させるために

何か唱えていた。



俺は、家を飛び出した。

いくら家が広いと言っても、所詮は家。

隠れる場所は限られてしまう。

俺は思い当たるところで、一番安全なところ。

番犬の小屋へ入っていった。

















家の中からは物が壊れる音が木霊していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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言い訳

 

 

 

                                                あんまりグロく無いです。

                                                   多分次こそは!!