怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、
頭を埋め尽くすのは、恐怖だけ。
他には、何にも考えられなかった。
犬を抱きしめて、涙が流れるのを耐えた。
けれど、身体の振るえだけは止められなくて
いつまでも震えていた。
「見〜つけた。」
上から声が降ってきた。
そこに居たのは、さっき俺を刺し殺そうとしてナイフを振るっていた母さんだった。
俺は目を剥いた。
何時もの、優しい笑顔はそこにはなかった。
目が据わっていて、口だけ笑っている。
それも、すごく楽しそうに・・・・・。
俺の中で、俺の母さんは死んだ。
目の前に居るのは唯の血に飢えた殺人鬼でしかなかった。
頭の中で何かが、音を立てて切れた。
身体のそこから、湧き上がる何かを感じた。
抑えようのない力が、全身にいきわたった。
目の前に居た、母さんの犬を鷲?みにし、顔の前まで持ってきた。
俺は、ただ無心に、キャンキャン吠える犬の頭をつかんで、180°回転させた。
犬の脊髄が、ボキリと嫌な音を立てて砕かれた。
口からは、唾液と血が混ざったものが垂れてきた。
舌はだらりと、力なく伸びていて目は白目を剥いている。
俺は、そこだけに力を入れて犬の胴体と首を引き離した。
口と、肺や胃をつなぐ器官が、ズルリと引き抜かれた。
辺りは血で染まり、母さんは、地獄でも見たかのように、悲鳴にならない悲鳴を上げていた。
あんなにも怖いと思ったことが、うそのようだった。
楽しくて仕方がないのだ。
俺の中に眠っていた、の血を家族は呼び起こしてしまった。
悪魔としての血は、人間の血を欲しいと疼いた。
しかし、母さんに手は出せなかった。
もしかしたら、なんて考えがあったのかも知れない。
犬の死体からは、血だけでなく脂肪の黄色い粒が汁状になって流れてきた。
普通なら吐いてもおかしくない光景を、ただただ、楽しむように見下ろしていた。
それでも、見ているだけだとつまらなくなってきて、犬の腹を手で裂いた。
中からは、どろりと赤黒い血が流れてきた。
出てきたのを見計らうかのように、俺は手を突っ込んだ。
出したのは心臓。
さっきまで動いていた心臓は、まだ温かく、痙攣を起こすようにピクピクと動いていた。
暫く手の上で転がして遊んでいた。
しかし、それもやはり飽きが来た。
手のひらに手からを込めて、握り潰した。
ビチャっという歯切れの悪い音が辺りに響いた。
破片が母さんの目の前に落ちたのだろう、引きつった声を上げた。
俺は、それを見据えると犬だったものを投げ捨てて
ゆっくりと歩み寄った。
途中で、投げ捨てた犬を踏んで中身が出てきたのを踏み潰した。
見ているだけで胸糞悪い。
勢い良く蹴飛ばして胴体を半分に切断した。
母さんの脇を通り過ぎる時、耳元で笑うように囁いてやった。
俺が近くに居る間母さんはずっと震えていた。
「もう、親子じゃねえ・・・・・・・・手加減なんかしない・・・・・・・・・さようなら。」
ここから、俺の5年間が始まる。
________________言い訳___________________
始まりだけで、二話にもわたってしまいました。
次は、5年後。
アイラさんが家族を殺すときの情景です。
ちょっとシリアスダークに決めたいと思います。