「さよならアスラン。ありがとう。」

唇だけを動かし、そっとベッドを離れた。













愛しい君へ。



































この日、軍は慌しく動いていた。



丁度休息を取っていた時を狙って、攻め込まれたため壮大な被害が報告されてきた。

ザフトのエリート達は次々と派遣される。

その中でも少年と言える年齢に身を置く、アスラン・イザーク・ディアッカ・ニコル・の五人は

鬼神のごとく敵を倒してゆく。

その姿は、まるで舞っているかのように。

































































『此方アスラン。皆無事か?』

少々ノイズが混ざるが、アスランの声が機内に反響する。



『当然だろう?』

『こっちも大丈夫です。』

『俺もへーき。』





『・・・・・・・』





















一人だけ返事が返ってこない。

ノイズが入ったり、周波が違うわけでもない。

四人が交代で声を掛けるが、やっぱり返事は返ってこない。

































『キャっ!・・・・・・・・・』







!!』





アスランが声を張り上げる。

一瞬、スピーカーから声が聞こえた。

しかし、それは無事を伝えるものではなく

逆に切羽詰った小さな悲鳴だった。



















四人はレーダーを使っての居場所を突き止めた。

我先にとのいる場所に急いだ。

ついてみると、確かにの乗っている機体はあった。

動きは全く無く、ただ浮遊しているだけだった。





















































一歩先に着いていたディアッカがの機内に入った。

残りの三人は、ディアッカからの通信を待った。











がいねぇ!!』



『『何!?』』

『どういうことですか、ディアッカ?』



『どういうも、こういうもねぇよ!ただだけがいねぇんだ!あいつが付けてる【鈴】だってそのままだぜ!?』





いつもは恐いくらいに冷静なニコルすらあわて始めた。

脱出したのであれば、必ず鈴も持っていくはずだ。



『ディアッカ、とりあえず鈴を持って自分の機体に戻れ。を探すぞ!!』





アスランの声に、頷き四人で手分けして探し出した。



























































「・・・・・ここ・・・・・どこ?」









身体を起こすと、背中がズキリと痛んだ。

小さなラボのようだ。

窓は無く、外の様子が全く見えない。

扉や通機構を探すが、それらしいものすら見つからなかった。











「おや?お目覚めになったか。」





振り向けば、壁の一つがはずれ23人の男が入ってきた。

その中の一人はアタッシュケースを持っている。

白衣のようなものを羽織っているが、中から地球軍の軍服が見える。



毛を逆立てた猫のように男達を睨み付けた。







「そんな顔で睨み付けられても、恐くないね。」





一人が歩み寄って、の頬を勢い良く叩いく。

その隙に、二人から腕を縛られベッドに押し倒された。







「貴様ら、何をするっ!!」



「何って、ナニに決まってんじゃないか。」







下劣な笑いを顔に貼り付け、を見下ろした。





「今の餓鬼ってのはな、拷問しても口を割らねぇんだ。だからよ、身体に聞くんだよ。」







肩口に注射針を突き立てられた。

体内に侵入してくる薬品が何なのか、には想像もつかなかった。











「さぁて、お嬢さんはどんな情報を持ってんのかな?」



















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うわ!短っ!!

まぁ、プロローグ見たいなもんですんで、お気になさらず〜

で、鈴ですが、一応ご両親の形見と思っててくださいu

次へレッツラゴーーーー!





2005/03/31