そこには、木の葉でも有名なバカップルの愛の巣がありました。
Mybaby
「おはよナルトvv今日もきれいだね。」
そう言って後ろから抱き付いてきた男。
ここの家の主でもある、はたけカカシだ。
「おはよう。もう少しで出来るからね、」
可愛いピンクのエプロンを付けて答えたのは
カカシの恋人・・・・ではなく
奥さんのナルトだった。
カカシとナルトは、下忍時代から付き合ってはいたが
ナルトは、持ち前の美貌で、カカシは、そのルックスのため
言い寄ってくるものは、後を絶たなかった。
そのため、カカシはナルトに変な奴がつかないようにと
ナルトが16歳になったら、すぐに結婚しよう。
と約束をさせていた。
しかし、ナルトは未成年なため保護者の印鑑も必要だった。
そのため、カカシは四代目の所に毎日足を運んで
「ナルトを下さい」と頑張った。
その結果、ついに四代目も折れナルトとの結婚を認めてもらえたのだった。
そして、今にいたる。
現在、1月15日今日で忍のお正月休みが終わる。
明日からは、今まで通り任務詰の毎日が待っている。
「(あ~あ、明日から任務か・・・・・ナルトと会う時間短くなるな・・・・)」
お正月は、最初の3日は忙しかったもののそれ以降は大した用事も無く
ナルトと、一日中イチャイチャしていたのだった。
「はい、できたよてばよ。」
そう言ってナルトが持ってきたのは
カカシが好きな和食。
朝から、手の込んだ料理が運ばれてきた。
「ん~、んまいvv」
「当然、早起きしてつくたんだから。」
じゃあ、あたしもと口に含んだ瞬間
「うっ!・・・・・」
そのままトイレへ直行vv
何事かとカカシもナルトの後を追った。
「ナルト?!どうしたの?大丈夫?!!!」
冷静に考えればわかることなのに、この時カカシはパニクっていて
冷静さを欠いていた。
「すぐに病院に行かなくちゃ!」
ナルトを抱えて、すぐさま木の葉病院に向かった。
最初は、内科に診せたが内科ではなく
産婦人科へ移された。
そこでようやく、カカシはナルトが吐いたかが分かった。
毎日、オイタをしているので出来ない方がおかしいだろう。
「おめでとうございます、三ヶ月ですね。」
そう、ナルトのお腹にはナルトとカカシの子供がいたのだ。
「あか・・・ちゃん・・・?」
「ナルト、よくやった!!!!」
手放しで喜ぶカカシ、それと引き換えに何処か浮かないナルト。
うきうき気分で家に帰ったカカシ。
だが、いくら馬鹿でもカカシはカカシ。
ナルトの異変に気づいた。
「どうした、ナルト。まだ気持ち悪いのか?」
「ううん、そうじゃないんだけどさ。」
「どうした?」
「なんか、怖いの。」
初めての子供、それも大好きなカカシの子供。
嬉しくないはずが無くて、思いっきり喜びたいんだけど、
九尾が封印されている身ゆえに、子供に九尾の影響があると思うと、
不安でたまらなくなる。
「あなた、父様に聞きたいことがあるの。ちょっと出かけてくるってば。」
一人で行こうとしたナルトの腕を掴んだ。
「まさか、父親である俺を置いていかないよね?」
と一緒に行くことになった。
コンコン
「開いているよ。」
「失礼します。」
中に入ると、四代目が顔を輝かせた。
「やあ、よく来たね。二人そろってどうしたんだい?」
「実は、父様に報告と相談があって・・・。」
ナルトの真剣な顔をみて、四代目は結界を張った。
そして、カカシ達をソファへ座らせた。
「で、報告と相談って?」
最初の報告は、カカシがすることにしていた。
「お義父さん、実はナルトが妊娠しました。」
「妊娠!!!」
四代目は、ものすんごく驚いたが、すぐに顔を綻ばせて喜んでくれた。
「じゃあ、僕はもうパパからおじいちゃんになるんだね。」
なんて、まんざらでもなかった。
「で、相談なんだけど・・・・」
ナルトが、ほんわかムードを壊して切り出した。
「あたしって、九尾が封印されてるでしょう?それで、この子に影響が無いかどうか・・・・。」
「ああ、そんなこと?」
真剣に考えているのに、そんなこと?なんて軽く言われて結構怒ってるナルト。
「大丈夫、心配ないよ。ナルは、九尾と話をしただろう?それは九尾が心を許したって事だから、
お腹の子には影響は無いよ。」
大丈夫だ、と言ってもらえたお陰でナルトは飛びっきりのスマイルでカカシに抱きついた。
四代目としては面白くないシーンだった。
翌日には、ナルト妊娠と言う噂が里中、いや各隠れ里に広まった。
サクラ、いの、ヒナタ、サスケ、シカマル、など下忍の時一緒だったメンバー+紅さんはじめ多くの人が
お見舞いに来てくれた。
「ナルト、おめでとう。」
「しかし、カカシ先生の子供か・・・・・・怖。」
「サクラ、どういう事?」
「ナルトおめでとう。体大事にね。」
「ナルトちゃんおめでとう。」
「皆、ありがとうってば。」
ナルトの極上の笑顔で、そこにいた女達だけでなく、家に来ていた全員が見惚れていた。
ここに来ていない男共は皆、ナルト妊娠と聞き滝のような涙を流した。
もう、カカシから奪うチャンスが無くなったと。
それから、ナルトは産休に入った。
カカシは、命をかけない程度の任務を、朝から晩までこなし
ナルトと子供のために稼いだ。
数ヵ月後、ナルトは妊娠7ヶ月。
お腹もだいぶ大きくなり、動くのもつらそうだ。
ある休みの日、カカシとナルトはいつも通りの休日を過ごしていた。
「あ、動いた。」
「どれ?ホンとだ、蹴ったね。絶対、元気な子が生まれるよ。」
「あたしとあなたの子よ。絶対に元気な子に決まってるってばよ。」
そんな幸せいっぱいなはたけ家に、団体様の気配・・・・・。
ピンッポ~ン
チャイムが鳴り、ナルトは玄関へ向かった。
あけなくても、相手はわかっていた。
上忍’sに中忍、挙句の果てには火影まで。
(言い忘れたが、ナルトとサスケシカマルは上忍です。)
「こんにちわ~。遊びにきたよ~。」
「わざわざありがとう。さあ、入って。」
「「「「「「「「「「「おじゃましま~す。」」」」」」」」」」」
どかどかと11人もの団体様。
カカシは呆れかえった。
はたけ家は以外に大きく、500坪の敷地に300坪くらいの屋敷が立っている。
「いつ来ても、無駄に広いよな。」
「うっさいぞ、熊。」
「誰が熊だ。」
お昼も近くなって、ナルトが料理を作ろうとした。
「いいよ、俺が休みの時くらい俺が作るよ。」
そう言って、カカシがキッチンへ行った。
「ナルト、カカシ先生っていつもあんなに優しいの?」
サクラが、目を大きく見開いて聞いた。
「うん、大体は。」
気づかなかったのかよと軽く突っ込みを心の中で入れた。
「カカシ先生って、あんなにカッコ良かったんだ。」
「うん、整った顔ってか・・きれいな顔してるでしょ。」
いのが以外とでも言うように言った。
「いつもあんな覆面してるから、怪しい人に見られるんだよ。」
何をひがんでいるのか四代目が嫌みったらしく言ってきた。
「父様!」
「・・・・ごめんなさい。」
流石の四代目も、娘の渇には弱い。
暫くして、カカシが作ったランチが運ばれてきた。
それは見事なものばかりだった。
「すご~い、カカシあんた凄いもの作れんじゃない。」
紅が驚きの声をあげたら、皆が一斉に頷いた。
「ひどいなあ、俺が何にも出来ないと思ったわけ?」
「「「「「「「「「「「当然でしょ(だろ)(だ)」」」」」」」」」」」
「まあ、皆食べてよ。」
そう促され、皆箸をつけた。
「うま!カカシ、あんたうま過ぎ!!忍やめて、料理店開いたら?」
まさか、と肩をすくめた。
「俺は忍がいいの。それに、ナルトの方が料理うまいよ。」
「「「「「「「「「「「(そんなにうまいものを、この男は・・・・・!)」」」」」」」」」」
皆の意見がそろった。
「今は、こんなだから作れないけど、この子が生まれたら遊びに来てね。
今度はあたしが料理作るから。」
皆の心が、ガッツポーズ!!
涙を流す者もいた。
食べ終わり、片付けをジャンケンで決めた。
サスケと四代目だった。
二人は、ぶつくさ文句を言っていたが
ナルトの一声で素直に従った。
「ねえ、ナルト。その子の名前決めてるの?」
行き成りサクラが聞いてきた。
カカシとナルトは顔を見合わせた。
「決めて・・・・」
「ないね~。」
のんびりと言った言葉に、全員呆気に取られた。
「ダメじゃん、後3ヶ月もないんでしょ?」
そうね。なんて言っている男(カカシ)にお義父様から、綺麗なチョップがお見舞いされた。
「カカシ、自分の子供くらい、きちんとした名前を考えなさい。」
「先生?お言葉ですが、候補はあるんです。」
「今、決まってないって「決めてはいないよ、候補だもん。」
そういうことで、名前のお披露目が始まった。
「女の子なら華楠って描いて(かな)聖欄(セイラ)藍欄(アイラ)で
男の子なら聖也(セイヤ)梓楠(シナ)ってのがあがってるね。」
「この華楠っての梓楠ってカカシ先生とナルトの名前を取ったでしょう?」
「うん、やっぱり自分の名前からって取りたいから。」
頬を染めるナルトは、誰が見ても可愛いと思う。
それから、ギャアギャアと騒いで夕方皆は帰った。
「ああ、休みなのにゆっくり出来なかった。」
と愚痴をこぼすカカシだが、ナルトはクスクスと笑っていた。
「何?」
「なんだかんだ言う割には、楽しそうにしてたなと思って。」
そう、カカシは今日ずっと笑っていた。そして今も。
「ナルト、おいで?」
ちょいちょいと手絵招きをして、ナルトを隣に座らせた。
「楽しかったけど、ナルトとこうしてるほうが楽しいの。」
そう言って、ナルトと唇を重ねた。
それから3ヶ月・・・・・。
木の葉病院にカカシ達はいる。
今朝から陣痛が始まり、今分別室に入った。
カカシも中に入りたかったが、皆に止められた。
「「「「「「「「「「「(中に入って暴走されたら、子供が死ぬ!)」」」」」」」」」」」
分別室内。
「はたけさん、力んで・・・はいて・・・・力んで!」
「うう~~、は~、んーーー!!!」
激痛に涙しながら、ナルトは頑張った。
数十分後、分別室のドアが開いた。
「先生!」
「元気な、女のお子さんですよ。」
「妻は。」
「もうすぐ病室に移しますので、その時に。」
「ありがとうございました。」
嬉しさと安心から、カカシは息を吐き
その場に座り込んだ。
「おめでとう、カカシ先生。」
「おめでとう。」
次々に声をかけてもらった。
すくと立ち上がって
「ありがとうございます。」
と頭を下げた。
それから月日は流れ、三年後・・・・・・
「華楠、パパを起こしてきて。」
「うん!」
少し銀髪がかった金髪を持った女の子は髪をツインテールに結い
ふさふさなまつげをしていて
ナルトの子供のころにそっくりであった。
「パパ~!あしゃですよ~!おきて~~~~~~!!!!!!」
パパの上にダイビングをかまそうとしたが、腕の中にスッポリと収められてしまった華楠は、何処か不満げ。
「おはよう華楠。」
っとおでこにキスをした。
擽ったそうに笑う娘を見て、デレデレなカカシ。
「パパ、ママがごはんちゅくってまってるよ?」
「うん、今行くよ。」
早くね~と手を振りながら部屋を出て行く娘をカカシは
愛おしげに見つめていた。
「(俺って本当に幸せモンだね。)」
彼氏なんて、絶対に作らせないと心に誓っているカカシだった。
おまけ・・・・・・・
華南を見た、各隠れ里の者たちが密やかに
華南争奪戦を繰り広げていた。
さて、勝ったのはどこの誰だったか・・・・。
おわれ。