「口・・・・・どこ?」








キルアと分かれてから、しばらく歩いた。








ヴィーーーーーン。







どうやら、また受験生が来たようだ。







降りてきたのは、男三人組だった。

一人はツンツン髪の釣竿を持った子供。
二人目は、女と間違うくらいきれいな顔をした金髪美人。
三人目は・・・・・・・オッサン。








ああ!あの子良いわ。
髪の毛ツンツン、なんてlovelyなんだvv
・ ・・・・・・誰かに・・・・・似てる?












話しかけようと、近づこうとしたらあっちから近づいてきた。





「オレ、ゴンって言うんだ。よろしく!」




ああ、お持ち帰りしたい!!



そんな邪な気持ちを抑え、愛想よく挨拶をした。



「オレは、よろしく。」

後ろから、一緒に居た二人が近づいてきた。
何か探るような目つきだった。


「ゴン、後ろの二人も紹介してくれるか?」

「うん!」


名前を呼びながら、ゴンが居る所へ呼んだ。


「こっちがクラピカで、こっちがレオリオ。」

二人とも会釈をしたので、こっちも返した。

「はじめまして、オレは。呼び捨てでかまわない。
 大丈夫、あんたらに危害を加えるつもりは無い。」







それから、しばらく雑談して時間をつぶした。


ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!!!!!


けたたましい音が、地下中に木霊した。


「只今をもって、ハンター試験の受付を終了させていただきます。」


エレガントなスーツと髭を纏った男が受付締め切りを宣言した。
今の言葉は、あの男に間違いないはずなのに・・・・・・・口が見当たらない。



口・・・・・・・・・どこ?




の疑問もそこそこに、エレガントなおじさんが話し始めた。


「それでは、これより皆様を第二次試験会場までお連れします。」

ついてきてくださいね。
と、さっさと行ってしまった。
受験生達は、慌ててその後ろを追いかける。





走り続けて、90kmを過ぎた頃に見慣れた後姿があった。
ツンツン髪と金髪、黒髪・・・。

さっきまで一緒だった三人だ。




グループに入ろうとしたら、後ろからガーーーーー−とローラーの回る音が聞こえた。
不思議に思い、振り返るとキルアがスケボーで滑走していた。


「お先に。」






先・・・・越された・・・・。










キルアを見つけたレオリオが、ギャーギャーと騒いでいた。
それを思いっきりシカトしてゴンに話しかけていた。
的には、一刻も早くあの中に加わりたかった。
決心して、少し足を速めた。





「よ!レオリオ〜お前うっさい!」

!」


ゴンの明るい声が聞こえた。
my
 prettyボーイから名前を呼ばれ、顔が緩んでいった。



しばらく話して、年の話になった。


「君、いくつ?」

「俺?12歳。」


「(俺と同じか)」


タンっと音を立ててキルアはスケボーを降りた。


は?」


24。」




皆が振り向いた。


「「「「24!!」」」」




「うん・・・・・・老けて見える?」




一斉に振り向かれて、思いっきりびっくりされたので
老けて見えているのではないか?と不安になった。

が、皆は横に大きく首を振った。



「ううん!逆。10代かと思ってた!」

そんな嬉しいことをいってくれるなんて!!!!


「そうだな、まさか俺達と一回りも違うなんてな。」




この二人、最高――――!!!





「で、オッサンは?」



レオリオに話題が変えられた。
キルアは、レオリオをオッサンと決めつけ話を振った。



「オッサ! オレはお前らと同じ10代だ!!」

「「うそお!!」」

「あ〜〜〜!ゴンまでひでえ!!もう絶好な!!!」





レオリオは10代。
衝撃の真実にクラピカは、さっさと離れていってしまった。
漫才をしている3人を横目に捕えながら、はクラピカの横に並んだ。


「逃げてきても良かったのか?」


クラピカが呆れたように聞いてきた。

「いいんだ。お前と話したかったし。」


口だけをニヤと上げた。




「クラピカ。その服ってクルタの民族衣装じゃないか?」

「!!なぜ知っている!!?」



クルタ族は山間部の人気のないところにひっそりと暮らしていた民族で、
世間では知っているものの方が少ない。
よほどの知識と関心がなければ探れないもの。
しかも、服装まで知っているとなると、位の高いハンターくらいの地位を占めているということになる。



「俺さ、これでも仕事してるんだわ。その仕事ってのは、情報が命。
 ガセを掴まされれば、死ぬ事だってある。その高度な情報の中にクルタ族のことについて綴られた物があって、それでな。」




「・・・・・そうか・・・・」

暗く、寂しく、辛い過去を思い出すかのようにつぶやいた。







は、今もその仕事をしているのか?」


「もちろん。」


「では、クルタ族が滅ぼされたのも知っているな。」


「ああ。」


「では、陽の目の在りかを知っているか?」


クラピカの目が紅く染まった。
それを見て、心から美しいと思った。
だがそれは、生きた人間が持つからこそ美しい。
眼球だけなど見ていても、美しいとは思わない。
目だけでは、意味がないのだ。



「いや、在りかまでは知らない。レア中のレア。国宝級の代物の情報はなかなか難しくてな。
 ライセンスがないと入れないところも度々なんだよ。」




「そうか・・・。」



「すまない、役に立てなくて。」


「いや、情報が流れていると知っただけでも大きな収穫だった。礼を言う。」


ニッコリと笑い口を噤んだ。
しばしの沈黙が二人の間に降り立った。



「1つ質問しても良いか?」

「?」

沈黙を破ったのは、クラピカだった。
真剣な顔で聞いてきたので、の顔も真剣になった。


「君は・・・・何者なんだ?」


少し迷ったが、クラピカなら大丈夫かと話し始めた。
しかし、これは一般人は知ってはならないこと。
クラピカは必ずハンターになると踏んで話したのだ。



「ファミリーネームを言えば、あんたのことだ、すぐに分かると思うぜ?」

「?」

「俺は、。」


クラピカの目が大きく見開かれた。
マジかよ!嘘だろ!?な感じで見ている。

「まさか、あの一家の生き残り・・・・。」

「そう、あの馬鹿げた一家さ。」







______________言い訳場_______________


クラピカと静かにお話してみようのコーナ(激違!)でした。
クラピカが一族なら、は・・・・・・・?
と考えていたら、結局一家になりましたu
次回は、さんの過去バナみたいになります。
悲痛ですよ・・・多分・・・・u

読まなくても全然平気ッすよ。