[誰も・・・いねーの?]
「確か・・・・この辺りのはず・・・・。」
そう呟いたのは、長身で髪の長い青年・・・・・・基。
女性だった。
髪の色は水色で、目は灰色だった。
顔立ちは、整っていて女性とも男性とも取れる。
「お、あった。ここだ。」
立ち止まった所は定食屋の前。
「ふ、あの爺も変なところを入り口にするもんだ。」
一言言い残して、店の中へ入っていった。
らっしゃい!
威勢のいい声が店内に響いた。
「兄ちゃん、ご注文は?」
どうやら、定食屋の主人までも男と勘違いしたようだ。
そのことにさほど気にすることもなく、淡々とした口調で話し始めた。
「ステーキ定食、一つ。」
主人の目つきが変わった。
「焼き方は?」
「弱火でじっくり。」
女性の店員に案内され、奥の部屋へ入った。
「ごゆっくりどうぞ。」
怪しげに口元を歪めて挨拶していった。
用意されてたものは焼肉だった。
「やった!爺も気の利いたことしてくれるぜ♪」
両手を合わせて、いただきま〜す
と言ったと同時に部屋がゆれた。
「な〜る。エレベーターか。」
肉を焼きながら興味なさそうに言った。
丁度食べ終えたと同時にエレベーターは止まった。
ほんの数十秒の間にどうやって食べたのか、
綺麗さっぱりなくなっていた。
「何人居るかな〜?」
わくわくしながら出て行ったが、見て唖然とした。
そこには、誰もおらずガランとしていた。
「誰も・・・いねーの?」
あ!まさか置いてかれた!?
うっそ!まだ時間あると思ったのに!
そしたら、どこからかと小柄な男が出てきた。
「お早いご到着で。」
プレートを渡された。
その番号は・・・・
『1』
「うっそ、俺が一番なわけ?」
「はい、流石は様ですね。」
とは、話の流れからもわかるように
この小説の夢主である。
ついでに言っとくと、ハンター協会会長。
ネテロとも親しく、いわゆるマブダチであった。
さっきから言ってる爺とは、ネテロのことだ。
「なあ、タイムアップまで後何時間?」
あくびをかみ殺しながらたずねた。
「はい、あと・・・・・・73時間です。」
「73時間か・・・・長いな。まあいいや、俺寝るから、起こすなよ?」
軽く脅しをかけながら、は眠った。
あの脅しには、殺気も含んであり、男は冷や汗を流した。
「くぁ〜、よく寝た!」
が起きたのは69時間後。
丸2日と21時間を寝てすごした。
人間その気になったら、何十時間も眠れるのだ。
周りを見ると、相当な人数が居た。
楽しそうな奴らがいんじゃん。遊べそうだな。
口の端を不適に吊り上げ薄く笑った。
「おや?そこに居るの、かい??」
どこかで聞いたような、ねっとりとする声に振り向いた。
「やっぱりだ★」
相手は、さも嬉しそうにニッコリと笑った。
それを見たは、反対に肩を落とす。
「ヒソカ・・・・・・お前も受けんのかよ。」
「もちろん、君が受けるって言っていたからね☆」
この変態ストーカー野郎(怒)
また、余計な血が流れるじゃないかああ!
誰だ!こいつに試験受けさせる許可出したの!!
俺様が直々に殺してやろう!!
ふっと目に留まった、ヒソカのプレートナンバー。
『44』
うっわ、こいつに超ぴったり。
「どうかしたのかい?」
何もしゃべらなくなったことを疑問に思ったのか声をかけてきた。
「いや、なんでもねえ・・・・しかし、44って意外と遅かったんだな。」
「うん、仕事があったから♥」
ヒソカがする仕事といえば、ある程度決まっている。
それに、血の匂いがすることから察して裏の仕事に間違いない。
「ふ〜ん、じゃあ俺行くわ。」
「じゃあ、また後でね♦」
お互い、人ごみの中に消えた。
「ねえ、そこの人。」
男にしては少々高い声に呼び止められた。
「俺?」
「そう、あんた。」
を呼び止めたのは、12、3歳位の銀髪の少年だった。
ゆっくりとした足取りで、進んできた。
「俺、キルアっての、よろしく。」
「こちらこそ、俺は。」
愛想よく握手をして驚いた。
子供にしては、握力が半端じゃなかった。
「へぇ、すごいね。常人なら呻く位の力で握ってんのに。」
なんだこいつ、マジで生意気!
「生意気な餓鬼には制裁を」精神を持っているは、
にっこりと微笑み、キルアの頭めがけて拳を振り下ろした。
ゴ!
「って〜〜〜〜〜!!!」
「餓鬼が、大人を試すんじゃねえよ!」
よほど痛かったのか、頭を抑えたまま涙目になっていた。
「あんた、何でンな力があんだよ!」
は筋肉質とは言いがたい体つきだった。
が、脂肪で固まっているわけでもない。
何を隠そう、俺の体脂肪率は10%未満だ!
ほっそりとした体なのだ。
筋肉マンから見れば、何だその頼りない体は!!
といったところだろう。
「いくらなんでも、お前よりは力はあるさ。」
ハハハハハ!と笑い飛ばした。
________あとがき_________
HUNTER×HUNTERの連載です。
なんて言うか、さん顔広いっすね。
ネテロ会長と知り合いだって。
てかマブダチ!
今からドンドンキャラをだしていきますよ〜〜〜〜!