鎖
俺には、里という鎖がつながっている。
憎みたいはずなのに憎めなくて、悲しいくらいに愛してしまった。
里を侵そうなんて奴が来たら、容赦しない。
それが、さっきまでの仲間だとしても・・・・・・・・・。
俺は、この里が好きだ。
皆明るくて、優しい。
俺にはどうかって言われたら、決して優しいとは言えない。
けれど、それ以外だったら、逞しく、力強く生きているんだ。
どうやったって、俺はこの里を護って行きたい。
例えそれが、非人道的な事でも。
あえて闇を被ってしまおう。
背中に漆黒の翼を広げ、闇の中へ羽ばたいてみせるさ。
里の灯りを支える闇には俺がなってやる。
だから、皆は明るいままでいてくれ。
この翼が何処まで持つかは分からないが、千切れてでも飛んで見せる。
鎖に巻きつかれたこの身体は、一生日の目を見ることはないのだから・・・・・・・・・・・。