「はぁ?あんた、とうとうボケたか。」
「シカマル、もともとだって。」
何気にひどいことを口走っている二人に乾いた笑みを浮かべたのは、五代目だった。
信じれる仲間
今日は、下忍の任務を急遽休みにして、二人を呼んだ。
いつもは、影分身やらなんかを出して来させるが今日は、なんとなく呼びたかった。
「誰も、耄碌してない!」
「じゃあ、何で今更?」
「そうそ、俺らこれで13年間通してんだけど?」
「ソレは、猿飛先生の指示だろう。そして、これはあたしの方針。火影命令だ。」
二人が木の葉で最強といわれようが、所詮は火影に使える身。
命令されては、拒否権は無い。
「「御衣」」
膝を折って、頭を垂れた。
翌朝、全班で合同任務が組まれた。
シカマルとナルトの皆が集まっていた。
二人はというと、大きな木の陰に気配を消して座っていた。
「なぁ、シカ・・・。」
「言うな、俺もだから。」
「「はぁ・・・・」」
もはやため息しか出てこない。
なきたい衝動にすら駆られる。
それからしばらくして、下が騒がしくなった。
時間には遅れたことが無いシカマルとナルトが来ない。
ソレが珍しいようだ。
「変ねぇ、いつもは私よりも早く来るのに。」
「そうね、シカマルだっていつも時間通りに来るのに。」
「「先生、ナルトとシカマルはそうしたんですか?」」
会えば喧嘩をするくせに、こういった事は息が合う。
やはり、親友とはそういうものなのか・・・・・・・・。
「う〜ん、ソレがねぇ、家の方にも居ないのよ。」
「ああ、シカマルもだ。親父さんは知らねぇって言ってっしよ。」
はて?と首をかしげた。
こいつら、本当に上忍としてやっていけるのかと、シカマルたちは本気で思った。
「そろそろ、行くか。」
「おう」
二人は座っていた枝から離れて、地面に降り立った。
着地したときも音も気配も無かった。
上忍たちの背中側に降りたため、全く気づかれていない。
下忍たちは、突然現れた暗部に驚いて、口をパクパクさせている。
「ん?どうし・・・・・・。」
『た』がでてこない。
見事に背後を取られて、忍刀を突きつけられていたから。
「あんたらさぁ、本当に上忍なわけ?」
「俺らの先生なら、気配くらい捕まねぇとやっていけないぜ?」
刀を鞘に納め一歩引いた。
「お前、今先生っていったな?俺の受け持ったうヤツは、まだ中忍のはずだが?」
「俺は、この子等が初めてだし。」
「私もよ。」
「じゃあ、ガイんトコ?」
「イヤ、俺が受け持ったヤツは中忍だ。」
「「「「誰のトコの子達だ?」」」」
四人が四人、間抜け面で聞いてくるものだから、とうとう耐え切れなくなって、声を出して笑った。
「「ハ、ハハハハハハハハ、ア〜ハハハハ、」」
「ヒ〜、俺、も、もうだめ〜〜〜!!」
「し、死ぬ〜〜〜〜〜!!!!」
何を笑われたか分からないので、眉間にしわを寄せ笑が収まるのを待った。
「あ〜、笑った!」
「おう、俺も久々に笑ったぜ。」
肩で息をしながら、いまだにクスクスと笑っていた。
「で、どこの班だったんだ?」
ガイが詰め寄れば、暑苦しいのから逃げたいのか、数歩後ずさった。
「・・・・あんたら、まだ気づかねぇわけ?」
「上忍資格剥奪してやろうか?」
「「だから、あんた達は誰なのよ!!!!」」
余りにも進まない話に、痺れをきらしたのか、サクラとイノが声を張り上げた。
「あ〜、もう、めんどくせ〜。」
「いい加減に、気づけってばよ。カカシ先生。」
「「「「「ナルト!!!!!?」」」」」
「「「「「「シカマル!!!!?」」」」」
「「ご名答。」」
面とフードを一気に取り払った。
シカマルは、髪をポニーテールに結いて目の色は緑。
ナルトは、いつものツンツン頭ではなく、肩下までのロングストレートだった。
ただそれだけなのに、別人ではないか?と思うほどに雰囲気は変わってしまっていた。
「今まで黙ってて悪かったな。」
「俺たちは、暗部で働いている。翡翠と秦って名を聞いたことはないか?」
アスマたちに問いかけたら、目を丸くしていた。
「え!?あ・・・まさか・・・・。」
「うん、俺らのことv」
いつもとのギャップに着いて行けず、フリーズしている者が多数。
アカデミー時代よりドベ街道まっしぐらの二人が、暗部だった。
言葉遣いも違って、すんごい美人!!!
何も言わなくなってしまった皆に不安を覚えながら、そ〜っと声を掛けてみた。
「・・・あの〜・・・・・。」
一番手前に居たカカシの顔を覗き込みながら聞けば、 ガシィ!!!!と肩を捕まれた。
「ナルト、どうして黙ってたんだ?」
にっこりとさわやかに問いかけられた。
シカマルに助けを求めようと振り返ったら、シカマルは他の三人から抑えられていた。
話すまでは離さないと言うように、だんだん手に力が篭ってきた。
話すしかない、そう悟ったナルトは、両手を挙げて降参のポーズをとった。
「任務自体を言うことは出来ないし、俺が強かったなんて知られたら、殺されるに決まってるからな。」
話が分かった大人たちは一様に口を噤んだ。
下忍たちは、話がわからず詰め寄ろうとしたが、
「下っ端のお前達の知っていいコトではない。」
と一蹴りされてしまった。
「まぁ、こいつが強いのは血筋だし?その血があんのにあんなドベではないだろ。」
「「「「「「「「「「「「「血?」」」」」」」」」」」」」」
「ん?何?上忍のあんたらも知らんかったのか?」
「だから、何の血?」
「ナルトって、四代目実子だぜ?」
「「「「「「「「「「「「「「はぁ!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」
「何だ、知らなかったの?カカシなんか知ってるかと思ってたのに。」
さらっと言われた言葉は、里の中でも知られることは無かった事実。
もし、四代目の子だといえば、もう少しましな扱いをされていたんじゃないか?と思う。
「せ、先生に、子供が居たの?」
「ああ、何なら証拠、見せようか?」
そういって取り出したのは、注連縄(四代目)が使っていたグローブ。
ところどころ血がこびり付いている。
「そ、それ!!」
「ああ、お前が親父にやったやつだろ?部屋の奥にあった。」
カカシに渡せば、懐かしむように見入っていた。
「なぁ、じゃあ、なんで今更バラしたんだ?」
「綱手のばばあに聞け!!!」」
冷たい殺気を纏いながら。冷ややかに言った。
「「「「「「「「「「ナルト、シカマル!あんた(お前)たち覚悟は出来てんでしょうね(だろうな)!!!!!」」」」」」」」」」
「え?・・は?」
「う?・・・・へ?・・・」
最初に、イノのサクラが前に出てきて、にっこりと笑ったと思ったら、
勢いよく、二人の頬を叩いた。
「何で黙ってたのよ!!」
「隠し事なんかしないでよ!!」
「「何のためにあたし達がいんのよ!!!!」」
そういうと、わーわーと泣き出してしまった。
嫌われる、もしくは避けられると思っていたのに、予想もしていなかった反応に戸惑いを隠せない二人。
おろおろしていたら、今度はサスケとキバが出てきて、腹を殴られた。
「こんのばか!」
「俺のプライド返しやがれ、ウスラトンカチ!!!」
それから、次々と殴られてた。
そのたびに降ってくる言葉は、ひび割れていた心に滲みこんでいった。
最後の最後にヒナタが出てきた。
いつものオドオドした感じは全く無く、凛としていた。
「ナルト君?シカマル君?覚悟してね?」
一番恐くて、一番痛かったのはヒナタの一撃だった。
優しい人ほど怒ると恐いとはよく言ったものだ。
この言葉は、ヒナタのために存在するのだと思い知らされた。
これには、上忍たちも青くなった。
「これ以上なにもかくしてねぇな!!」
「あぁ、」
頷けば、皆ニカっと笑って手を差し伸べた。
「これでアイコな。もう隠し事すんじゃねぇぞ!!」
驚いた、本当に驚いた。
「俺たちのこと、許してくれるのか?」
「あ?そりゃ〜よ、任務だったんだろ?しかたねぇじゃん。」
「嫌わないのか?」
「「「「「「「「「「「「嫌う理由なんてあんの(か)?」」」」」」」」」」」」
その言葉が嬉しくて、思わずナルトはシカマルに抱きついた。
「あ〜〜〜〜〜〜!!!!!シカマル離れろ!!!!」
「そうだ!何てめぇだけいい思いしてんだ!!!!!!」
二人を引き離そうと、突っ込んできたやつらをヒラリと交わし、尚更強く抱きしめた。
「こいつは、俺のだから離せねぇな。」
「な!何だよそれ〜〜〜〜〜!!!」
「こういうこと。」
シカマルは、自分の左手とナルトの左手を前に出した。
そこにあったのは、シルバーのリング。
嵌っていたところは、
お互いの、
薬指。
「俺たち、結婚してんだよ。姓はもちろん奈良だけど。」
そのことに、狂気乱舞するのは女子の皆さん。
白く廃人になってしまったのは、男子達であったとか。
後日、火影の執務室に詰め寄る男達の姿が目撃された。
通りかかった不知火 ゲンマの話では、
「婚約届けがどうのこうのとか、どうせいがどうのこうのってきこえた。」
ということだった。
ナルトとシカマルと言えば、一週間の休みをもぎ取って、少し遅れた新婚旅行に行ったとか。
「自分で蒔いた種だ。自分で何とかしろよ。」
「じゃあ、楽しんでくるから、後宜しくね〜ばあちゃんvvvv」
やっぱり、ばらさなかった方が良かったかもしれない、と思っても後の祭りだった。
穂月様、リクエストありがとう御座いました!!!
勝手にギャグテイストにしてしまいましたが、よろしかったでしょうか?
シリアスがいい!!とおっしゃるなら、書き直しますので、ご連絡下さい。
ああ、もう途中で何か居ているかわかんなくなって、こんな乱文に!!
すみません!
変な文章ですが、貰ってやってください。
それでは、1000hitのリクをありがとう御座いました。
これからも頑張って行きたいと思いますので、宜しくお願いします!!
2005/02/12