うずまき家に珍しく一通の手紙が届いた。
「ナルト、あんたに手紙着てるよ。」
「・・・・・誰から?」
「っと・・・・我・・亜羅・・・・・・・・・・って読むの?コレ。」
「我亜羅!!!?」
夢魔 1
ナルトは読んでいた本を放り投げて、の手から手紙を受け取った。
開けようとしたが、術が掛かっていてなかなか開かない。
「にゃろ〜。」
素早く印を切った。
「解!!」
薄い手紙だと思っていた物が、一本の巻物になった。
結構分厚く、龍の髭で結わえてあった。
「ナルト、我亜羅ってだぁれ?」
「そっか、姉ちゃんは任務であの時居なかったんだっけ。」
ナルトは、中忍選抜試験のときのことを事細かに話した。
我亜羅が砂影の息子である事も、砂の守閣である事も。
そして、素のナルトの初めての年の近い友達だと言うことも話した。
「・・・そっか・・・・風影様のご子息ねぇ・・・・・・。」
「あぁ、夢見が悪いらしくて、隈がひでぇの。」
怨霊じみたモノから取り付かれて、夢見が言い訳がない。
は軽く想像して、顔を顰めた。
「・・・・・姉ちゃん、今度我亜羅が遊びに着たいって言ってんだけど、良い?」
「構わないよ。それに、どんな子か見たいしねvvv・・・・もしかしたら、夢の事も何とか出来るかも・・・・。」
「!!・・姉ちゃん!それ、マジ!!?」
余り驚く事のないナルトが、身を乗り出して顔を近づけてきた。
「う、うん。前に父さんから教わった術が、確かそんな感じのヤツ・・・・だったと思う・・・・。」
ナルト達の父親が残した文献は、山のように書庫に入っている。
その膨大な量を調べれば、何とかなるはずだ。
しかも、に関してはナルトの為にっと直々に教わっていたので、
思い出しさえすれば何とかなる。
それから、姉弟揃って書庫へ向かった。
「姉ちゃん、コレは?」
「あ〜〜〜、違うなぁ・・・。ん〜〜、ナルト、200番棚の四列目の2-5-30の本を持ってきてくれる?」
「200番棚?・・・・あぁ、あっちか。」
書庫に入ってから4時間余り。
調べた文献は900にも及んでいる。
広すぎる部屋と多すぎる文献のため、かなりの時間を費やすことになるだろう。
コレといって大事な書物が全く出てこない。
出てくるものは、【僕の発明!とっても美味しいレシピ100】や【の育児日記】や文庫本に漫画、官能小説に木の葉の歴史
全くを持ってどうで良いものである。
「何処だったかなぁ〜・・・・・・・?」
小さい頃の記憶を片っ端からひっくり返している。
ナルトに九尾を封印する前に死別した父親と話をした。
その時の状況を鮮明に思い出そうと、うなっていた。
『いいかい、?ナルトにね、今暴れている狐を封印しなくちゃいけなくなったんだ。
その封印術を使うとね、父さんはお星様になってしまうんだよ。』
『死んじゃうんだ〜。』
『・・・はっきり言わないでくれる?・・・でね?母さんもさっきお星様になっちゃったんだ。』
『そっか〜、居なくなっちゃったんだ・・・・・。』
『ごめんね、。』
『しょうがないよ、母さんはナルトを残してくれた。それで十分だよ。』
『ごめんね、力がなかったばかりに・・・・・ごめん』
『良いよ。それより、ナルトに狐を封印しちゃったら、あの子生き辛くなっちゃうよ?ナルに非はないのに、
人間は馬鹿で愚かな生き物だから、ナルトを狐としてしか見なくなるよ?』
『うん・・・・だから、にお願いをしたいんだ。』
『お願い?』
『そう、お願い・・・・・ナルトが辛くて泣いたり、悪い夢を見るようなら、この術を掛けて欲しい。
大丈夫、身体に害はないよ。むしろ楽になるから。』
『・・・・本当に?』
『うん!父さんが嘘ついたことあった?』
『・・・・ありすぎて語れない・・・。』
『・・・・・・・・・。ゴホン!大丈夫だよ。父さんの血を受け継いでいるから出来るよ。
ちょっと普通の術とは違うんだけどね。』
『何が?』
『それはね・・・・・・・・・・・』
ここまでしか思い出せない。
5歳の頃の記憶で、しかも13年も前の出来事だ。
ちょっと違う術・・・しかも、なにかを出したような気が・・・・・・。
考えていると、ナルトが分厚い本を持ってきた。
その厚さは、百科事典を5冊合わせた位だ。
とんでもなく厚い。
「姉ちゃん、持ってきたよ〜。」
「あ、ありがとう。一休みする?」
「する!疲れた〜。」
ドサリと椅子に腰掛けた。
「ったく!何でこんなに多いんだよ!!」
「父さんの趣味ね。母さんのもあるけど、あそこの角のヤツだけだし。
あっちはあたしのだよ。」
「全く・・・・・にしても、変な漫画ばっかあるよな。」
「変?」
「うん、あっちの棚・・確か1824番棚の漫画って全部心霊ってか、妖怪ってか、そんなモンばっかっだった。」
「ああ、それは父さんが・・・・・・・」
ガタ!
急に立ち上がって、1824番棚に急いだ。
「!!・・・・・・コレだわ。」
が持っているのは【夢魔 食夢獣】と書かれた漆黒の本だった。
キョロキョロと辺りを見回すと、青門、白門、玄門、朱門を回って、二階に上がっていった。
上から下を見下ろして、中央へ降り立った。
「見つけた。・・・・ナルト!おいで!見つかったわ!!!!」
大声を出すと、ナルトは直ぐに飛んできた。
「マジで!?何処にあったの?」
「1824番棚よ。あんたのお陰で見つけることが出来たわ。」
ナルトは不思議そうな顔をして、首を傾けた。
どうして、自分のお陰なのか全く分からないっと顔に書いてある。
「・・・じゃあナルト、あの棚の上。見てみ?」
指差されたほうの棚を見ると、目を細めた。
段々鋭くなってきて、神経の全てを傾けた。
「!・・・・・・姉・・・・ちゃん?・・・・アレ・・・・な・・・何?」
顔を真っ青にさせて聞いてくるナルト。
それに対して、はいたって普通である。
「何って、あたし達のご先祖様よ?父さんは見ることが出来ないけど、母さんなら居るよ?」
そう、うずまき家の血とは霊能力があること。
の場合は、生まれながらに見えていたのでたいして驚きもしなかった。
というより、一緒に遊んでいたのが、殉職した暗部のお兄さん達だったのだ。
ナルトはと言えば、九尾の力や何やらで押さえつけた為、今までは見えなかった。
だが、がさっき回ったコースは、ナルトの霊力の封印式を解くものだった。
だから、今日始めて見たナルトは青くなったのだった。
しかも、初めて見たものの足が無ければ当然のごとく眩暈が起こる。
「あんたが思い出させてくれたのよvv家はね、霊能力が強くって色んなモノが見えるし
召喚することも出来るの。あの時、父さんが言ったことを思い出してね、コレだろうなぁって。
そしたら、見事ビンゴ!コレで我亜羅君の夢も何とかなるわよvvvv」
「本当に?!!」
「後は姉ちゃんにまっかせなさい!」
うずまき姉弟は入室から10時間後に部屋を後にした。
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我亜羅君が出てきました。
中忍選抜試験の時、火影様はナルトや達によって助けられました。
(は、大蛇丸を倒すためだけに帰ってきて、また任務に行きました。)
よって、存命しています。
綱手様は、もう直ぐ就任予定。
にしても、1824番棚ってどのくらい広いんですか!?
書いていて、ありえないだろ!って突っ込んでいましたv
どこまで続くか分からないですが、長くお付き合い下さい。
2005/2/23